法人口座の開設はネット銀行が便利
通常の個人口座と比較すると、法人口座の開設は難しいといわれています。特に、大手都市銀行の場合、昨今のマネーロンダリングなどへの規制強化により、申込みをしてもなかなか承認が下りないというケースも多いです。
ネット銀行に限らず、法人口座開設の際にはいくつかの書類が必要になります。
会社の証明となる謄本(全部事項証明書)や申込み者の身分証明書はもちろんですが、一番のネックは事業実態を証明するものが何かしら必要になります。この事業実態を確認するものとして、顧客との契約書や会社のパンフレットなどの提出を求められるケースもありますが、設立したばかりの場合にはそのようなものはないこともあるので、この点に法人口座の開設の難しさがあります。
その点、地方銀行や信用金庫、あるいはゆうちょ銀行などは比較的、申込みがしやすいですが、地方色の強い銀行は知名度の面で避けた方がよいかと思いますので、当サイトではネット銀行で開設されることをおすすめしております。
では、法人向け口座開設はどこがいいのか?
■ジャパンネット銀行
https://www.japannetbank.co.jp/business/index.html
まずはジャパンネット銀行ですが、まだひとつも法人口座をもっていないという場合はこちらをチョイスしてみてはいかがでしょうか?
チェックポイント!
①ホームページが必須
②固定電話が必要
これらが必要な理由は、いわゆる振り込め詐欺や投資勧誘などを撲滅するため、実態のない業務をしている場合は法人口座の開設ができませんよっていう趣旨かと思います。逆にいえば、会社の業務内容の実態をホームページ上で確認できればいいわけですので、サイト上できちんと業務してますよという具体的なイメージを掲載しておけば問題ないかと思います。
このジャパンネット銀行の利点につきましては、「トークン」といわれるセキュリティーシステムがあるので、ネット上の取引ではありますが安心感があります。
また、visaデビットも管理画面からカード番号を簡単に発行してもらえるので、法人向けクレジットカードがなくても、ネット上で会社の経費に支払いにも便利です。ただ、一部の店舗ではデビットが使えないケースもあります。
■楽天銀行
https://www.rakuten-bank.co.jp/business/
楽天銀行で法人口座を作るには、すでに他の銀行で法人口座を開設していることが条件となっています。
ですので、まだ法人口座を持っていない場合は開設することができません。まずは、ジャパンネット銀行やお住まいの地域の地銀などで開設しておくとよいでしょう。
楽天銀行の場合、「一般の個人用」と「個人事業主用」、そして「法人用」の3種類があります。
私の場合、個人事業の際にビジネス口座を使っていた状態で法人成りしましたので、3種類のすべての口座を持っておりますが、管理画面の見やすさや楽天との連携、また楽天証券などとも連携しておりましたので何かと使いやすいです。ただ、ATMなどで使うキャッシュカードの発行には別途に1,000円ぐらいの料金がかかります。
私の場合、法人口座の開設も電話があったぐらいですぐに開設することができました。
セキュリティー的にいえば、ジャパンネット銀行のような「トークン」はありませんが、「ワンタイムパスワード」がありますので、こちらを利用すれば安心して取引できます。
ただ、一度だけですが、個人口座のビザデビットにて不正使用されそうになったケースがありました。
最初、少額の引き落としがかかり、その後、高額な引き落としがかかったようなのですが、楽天システムの方でチェックをしているようで、すぐに電話確認があり被害はなかったです。そのカードは使用できなくなりましたが、すぐに新しいカードを送ってくれました。
私は証券口座も楽天を利用しているのですが、その他のサービスも充実していますので、法人でも使いやすいネット銀行といえるでしょう。
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